詩調詞コンフェシオン

幼い面影残す
青い日々の甘い時
もう戻れは出来ない
あの頃、無駄に過ごした

二人で夜抜け出した
誰もいない暗闇道
まるで夜空の星を
二人占め出来たみたいだった

君はあの日の思い出に
どんな想いをよせてるんだろう
聞きたくても、もう聞けない
離ればなれ

神様、僕はずるいの？
切ない気持ち知ってたのに
雨が降ればその気持ちを
雨雲で隠してた
神様、僕はずるいの？
想いの丈をわかってたのに
雨が降ればその気持ちを
雨に流してた



君があの日出したクイズ
僕は答えわからず
ただただただ
見当違いの答えを言ってたね

あまのじゃくな君を
嫌う人もいた君も知ってる
だけど僕はどうしても
嫌いにはなれなかった

遠回りして遠回りして
二人別々の森に迷って
お互いにその森から
離れられない

神様、僕はずるいの？
君の涙も弱ささえも
知っていたのにどうしても
抱きしめられなかった
神様、僕はずるいの？
君の優しさも強ささえも
知っていたのにどうしても
離れて戻れない



あの日のクイズの答え
今更だけどわかったよ
『私の好きな人は誰でしょう』
そう聞いた君

神様、僕はずるいね
クイズの答えわからなかった
答えられていたのならば
隣に君はいたかな

神様、奇跡ありがとう
雨があがりかけたあの日
信号がちょうど青に
なった、瞬間の事
『久しぶり』ふりかえったら
変わらぬ君の姿があった
僕はただ、照れ隠しに
『本当だね』と答えた


神様、僕はずるいね
君に何も言えなかった
『好きでした』
その五文字が言えずに
二人別れた