詩調詞コンフェシオン

飛べない鳥がいつか
飛べたなら
君のもとへと
辿りつけるかな？
毎日届くはずのない願いを
籠の中星に願う
君が笑うだけ
それだけでも救い

凍りついた海の水が
冷たくて
心だけがただ壊れる
一人歩き
砂のひとつひとつ
すくいこぼれてまた
夜より昼が怖いなんて
おかしいかな
君に逢うごと心隠し
夕焼け空
後ろふりむかずに
飛べない鳥がほら…



どんな憧れ？
空の青さだろう
汚れ汚れても
流れ、時の旅
翼は必要ないから
願いを少し
叶えてほしい
あと少しだけの
時間が欲しいんだ

鼓動がみせかけの翼
うるさいほど
心は硝子人形のよう
それでもまだ
君を必要なのは
孤独が怖いから
泣いて泣いて
泣き続けたこと
知らないでしょう？
鎖の鍵を持ってるのは
僕自身で
ぬけない迷路ならば
深く眠り読んで



オレンジ色の夕焼け空
ただ痛くて
海に濡れた涙の行方
砂にまじり
折った翼さえも
暗闇での僕も
ふりかえらないで
泣いてるとこ
見ないでほしい
叫んだ声は空と海に
消えゆく、ほら
いつか飛べたのなら
代償を希望に…